Unity の無料テンプレートを触ってみた結果
この記事でわかること
・Unityの専門用語
・Unityのスクリプト
・Unityの無料テンプレートを弄る方法
この記事はこんな人向け
・Unityに興味がある方
・Unityのプログラムに興味がある人
・Unityでゲーム作りをしてみたいと思っている方
では前回の続きから
前回は無料のゲームテンプレート[Block Breaker]を開いてみました。
実行してみた方はわかると思いますが、まったく面白くありません。
その理由に
- プレイヤー/ボールの速度が遅い
があります。
ではそれらはどこを弄れば変えられるのでしょうか?
1つずつテンプレートファイルを読み解いていきましょう。
プレイヤーの速度について
早速、プレイヤーの速度について書かれているところを探していきましょう。
画像左下の[Project]ウィンドウを探します。(デフォルトでは左下にあるはずです)
そこでBlockBrerakerTemplateを選択します。
すると
[Prefabs]、[Scenes]、[Scripts]、[Sprites]の4つフォルダが出てきます。
その中の[Scenes]を選択すると[Game]が出てくるので、[Game]をダブルクリックします。
そしたら、ゲーム画面が現れるので、ここからプレイヤー……つまり横棒(Paddle)を探すわけですね。
[Paddle]を見つけていきます。
[Hierarchy]ウィンドウを見てみると[Game]があると思います。
[Game]の左横にある三角ボタンをクリックすると、階層構造を見つけることができます。
その中に[Paddle]を見つけることができましたね!
右側の[Inspector]ウィンドウを見ていただき、下へスクロールしてもらうとSpeedという欄を見つけることができました。
ここの数値を変えることで自機、自分で操作する横棒のスピードを変えることができます。
ボールの速度について
語りすぎるとベクトルの話になってかなりややこしくなるんですが、このゲームではわかりやすいように[speed]変数が使われているのでそこを弄るだけとなります。
場所は画像だと、左[Hierarchy]です。
[Hierarchy]のウィンドウを探してもらって、[Ball]を選択します。
その後、画像の右側にある[Inspector]ウィンドウを見てみると、中盤くらいにSpeedと書かれた箇所がありますね。
ここがボールのスピードに関する項目を表示しているわけです。
[Hierarchy]とか[Inspector]とかめちゃくちゃわかりにくい単語が出ましたね。
まぁゲームの階層構造を表しているのが[Hierarchy]で、ゲーム1つ1つの要素を細かく見ていくのが[Inspector]って感じですね。
階層構造の[Hierarchy]はレイヤーみたいな感じで表示順番とかも関係してくるので絵をデジタルで描いたことのある人はちょっとなじみ深いんじゃないでしょうか。
で、ここの数字をちょちょいと変えることが可能です。
が、しかしここを変えても正直変化がありません。
なぜならスクリプトでボールスピードは初期化されているからです。
[Inspector]で数値を変えても反映されない時があるんですね。
変え方について記載していきます。
[Hierarchy]でBallを選択し、[Inspector]でSpeedの上Script Ball.csをダブルクリックします。
なんということでしょう。
Ballのプログラムを弄るウィンドウが表示されます。
(おそらくUnityをインストールしたときにMicrosoft Visual Studioもインストールされていると思います。Microsoft Visual Studio でプログラムを弄ります。)
中身はめちゃめちゃ難しいです。
プログラムの初歩はわかっていて、1か月ブロック崩し弄ることができたら、だいたい何のこと書いてあるかなんとなーくわかるようになります。
プログラムについて知っており、英語堪能な方でない限り難しいでしょう。ある程度はさっぱりあきらめた方がいいかなぁーと個人的には思ったりします。
話を戻します。
Ball.csのプログラム内を弄っていきます。
といっても弄る箇所はここです!一番下です!
speed 変数に200という数字が代入されています。
ここでスピードが初期化されているので、その数値を変えれば、ボールスピードを弄ることができます。
あ、一応[Max Speed]を弄っておきましょうか。
[Hierarchy]でBallを選択し、[Inspector]でMax Speedのところを弄ります。ここは、弄っても初期化がされてないのでそのまま動いている感じですね!
スピードを確認するには上の三角ボタンを押せばいいわけですね。
今回はここまでとなります。
専門用語やスクリプトなどが現れてきていよいよゲームっぽくなってきました。
少しずつオリジナル要素が入ってくると嬉しいですね!
それでは!